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悩みの種・・・花粉症 |
花粉症とは、
鼻やのどから花粉が入ると、体の免疫機構が働き、鼻の粘膜にある肥満細胞が花粉の防御態勢を整える。そこへさらに花粉が入ると、体外に追い出そうと肥満細胞が炎症を起こすヒスタミンなどを分泌、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を招く。
花粉症になるかどうかは、体質や健康状態による。のどの痛みや発熱はあまりない。
原因植物はスギ、ヒノキのほか、秋の花粉症で知られるブタクサ、ヨモギなど60種以上あり、患者は国内に約2千万人いるとされています。
早くも花粉症患者
スギ花粉症の患者が早くも医療機関を受診している。例年なら春先から目立つが、今年は記録的な空梅雨と猛暑でスギの花芽が大量につき、一部が季節外れに花粉を振りまいたため。
2005年の花粉症は・・・
2005年の花粉の飛散量は過去最大級になる可能性が指摘されています。
2005年春は花粉の飛散量は、全国的に多く、平年の2〜2・5倍。
少なかった2004年の10〜30倍で、観測史上最大だった95年を上回る可能性もある」と予測されています。
スギは、前年夏が空梅雨で、猛暑だと花芽がよく育ち、花粉の飛散量が多くなる。特に7月〜8月初めの日照時間が影響するとのこと。
気象庁によると、2004年7月の日照時間はほぼ全国的に平年を上回り、特に太平洋側は北海道から九州まで平年の1・4倍以上のところが多かったようです。
さらに前年に花粉の飛散量少ないと2年分が一度に開花する形で、
翌年は、花粉の飛散量は多くなりやすいらしいです。
史上最高だった95年もそうだっため、来春は多くなる条件がそろっていると考えられています。
早くも花粉症患者が・・・
大手ドラッグチェーン「コクミン・アゼリア店」 (川崎市)ではここ1週間、鼻炎用の点鼻薬や飲み薬、マスクなどを買い求める人が100人近く訪れ、在庫が足りなくなり、急きょ仕入れを増やした。1月からは風邪薬コーナーを縮小し、花粉症コーナーを拡大する予定。
花粉症の対策として・・・
外出時にマスクやゴーグルを着用したり、帰宅時にうがいや目の洗浄をしたりする花粉症予防策も効果的。
衣服に付いた花粉の屋内持ち込みも要注意。
花粉症の人のほとんどが屋内でも花粉に悩んでいます。花粉が非常に多い日に1時間外出すると、セーターに付着する花粉は約10万個とのこと。
飛散時期は空気が乾燥して静電気が発生しやすく、花粉は、はたいてもなかなか落ちにくい。花粉が特に多くなる日は、表面が滑らかで花粉の付きにくい服を着たり、静電気防止スプレーを使ったりすることで持ち込みを減らす工夫も大切です。
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